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慢性胃炎

まんせいいえん

〔消化器科・内科〕

慢性胃炎

 胃の炎症症状が急激に起こるものを急性胃炎と呼ぶなら、同様の状態が慢性的に続くものが慢性胃炎と考えがちです。しかし、慢性胃炎では急性胃炎のような激しい症状はまずみられないし、胃の検査で、ただれや発赤などの明らかな病変がみつからないことも多くあります。

 慢性胃炎は本来、原因が何かにかかわらず、胃の粘膜の組織の変化が慢性的に起こっているものの病名として用いられるはずです。ところが実際には、胃粘膜にはこれといって変化が見当たらないのに、胃の不快感や痛みなどの自覚症状が続く場合も、慢性胃炎と診断されます。そのため、慢性胃炎の定義は、あまりはっきりしない面があります。

 最近では、内視鏡検査が発達し、胃の粘膜をくわしく観察できるようになりました。これによって、胃粘膜の腺組織の萎縮や、破壊がみられるものを萎縮性胃炎と呼び、これが慢性胃炎であると考えるようになっています。

 萎縮性胃炎では、胃粘膜の組織が壊れるので、胃液などの分泌能力も低下します。そのため、食べ物を消化する機能も衰えてしまいます。

 萎縮性胃炎は、高齢者に多く、胃の成人病とも呼ばれています。

 慢性的に経過する胃炎には、ほかに肥厚性胃炎とびらん性胃炎があります。肥厚性胃炎は、胃の粘膜が緊張しており、内視鏡でのぞくと粘膜が厚くなったようにみえるので、この名前がついています。肥厚性胃炎では、胃酸の分泌が活発になります。びらん性胃炎は、胃の粘膜がところどころ剥がれているものをさします。これらを含めて慢性胃炎とする考え方もありますが、通常、慢性胃炎という場合は萎縮性胃炎をさすことが多いようです。

原因/症状/検査/診断

 慢性胃炎は、高齢になるにしたがって多くなることから、加齢現象とみられる場合もあります。また、高齢者のなかでも、萎縮のない健康な胃を維持している人が多くおり、粘膜の萎縮は老化ではなく病的な変化だとする説も有力です。

 最近は、胃炎と食生活との関連や、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)による発症も指摘されていますが、実のところ、慢性胃炎の原因はよくわかっていません。

 急性胃炎と違って、慢性胃炎は自覚症状がまったくないケースが多く、もしあっても軽いので、病院に行かないまま過ごしている場合が多いと考えられています。

 しかし、なかには、胃のもたれや不快感、胸やけ、吐き気などが続く人もいます。従来は、こうしたいくつかの症状が慢性胃炎の症状だと考えられていましたが、同じ症状を訴えても、胃の粘膜は正常であるケースも珍しくありません。慢性胃炎特有の症状はないと考えるのが妥当です。

 エックス線検査でも、胃の粘膜の状態をある程度把握することができますが、慢性胃炎を確実に診断するためには、内視鏡検査が不可欠です。慢性胃炎では、通常はよく見えない粘膜の血管がはっきりと観察できる状態になっています。色や形状など、粘膜の表面に変化がみられる場合もあります。さらに、粘膜の組織を採取し顕微鏡で調べると、病状がよりくわしく分かります。また、胃液の酸性度を調べる胃液検査なども行われます。

 慢性胃炎が疑われるときの検査で重要なのは、胃がんなどほかの病気と鑑別することです。自覚症状がないことも多く、あってもほかの病気でも起こりえるものばかりなので、検査によってきちんと区別する必要があるのです。慢性胃炎で命にかかわるような状態に陥ることはありませんが、もし、胃がんなどが隠されていたら、早くみつけておかないと、手遅れになる可能性もあるからです。

治療/生活指導

 慢性胃炎の治療の目的は、症状を緩和することと、進行を防止することです。胃粘膜の萎縮は、長い時間をかけてできたもので、何より原因がはっきりしていないので、粘膜をもとの状態に戻すような、確実な治療法はありません。症状に応じて、さまざまな形で対症療法が行われています。

 慢性胃炎の患者に対して通常行われる治療法をおおまかにわけると、薬物療法、食事療法があります。

 薬物療法では、胃酸の分泌が過剰になっている場合には、それを抑えるH2-ブロッカーを、痛みがひどい場合はブスコパンなどの鎮痛剤を、精神的ストレスが強いときは精神安定剤を、というように、症状に合った薬剤を用います。胃の粘膜を保護する薬剤や、胃の運動を助ける薬なども症状をやわらげる効果があります。

 食事療法は、とくに厳しい食事制限をするわけではありませんが、とにかく胃を刺激しないことが大切なので、アルコールやコーヒー、香辛料などは控えるようにします。基本的には、栄養のバランスのとれた、消化のよい食事を、規則正しくとるよう心がけることです。

 このほか、ピロリ菌の除菌療法が行われることもありますが、症状を緩和する効果があるかどうかははっきりわかっていません。ただ、胃がんなど、ほかの病気とピロリ菌の関連も指摘されており、将来的には広く行われるようになる可能性もあります。

 慢性胃炎を予防したり、悪化させないためには、日常生活を改善することが大切です。禁煙し、暴飲暴食や不規則な過ごし方は避けましょう。食事療法と同様に、普段から、アルコールなどの刺激物を避け、バランスのとれた食事をすることが大切です。

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